ADHD

どうしても人と比べてしまう人へ

こんにちは。

新生児育児に懐かしさを感じ、めちゃめちゃ癒されているTatatomamaです。でも産後の流れとか色々忘れている。。(笑)

そんな今日は、こどもの行事を通して感じたことを書きます。

これは実体験から私がリアルに感じたことなんですが、

自分のdarkな気持ちがだいぶ出てしまって、、

不快に思った方はごめんなさい。でも発達障害の子を持つ親として感じた私の率直な思いです。

もしも、少しでも共感していただける部分があったら嬉しいです。

長男が通っていた保育園は小規模な園ですが、親の参加できる行事としては

運動会やクリスマス会、夏祭りがありました。

1歳、2歳の頃はまだ周りの子もよちよちしていて行事ではきちんとできない子も珍しくなく、うちの子は意外とちゃんと踊ったり、私がついていれば参加できたり、という感じで私も子どもも普通に楽しんでいました。

しかし、年少クラスになり、発達に問題があると言われてからは

ちょうどコロナが流行してしまい、行事自体がほとんどなくなりました。

その後、やっと親が参加出来た行事は、年長のクリスマス会(家族1人のみ参加OK)でした。

クリスマス会では劇をやるのですが、どんな役をやるのか、練習での状況については日々の連絡帳に書かれていて、

”セリフや歌は覚えているけど、劇には参加できていません。”

”衣装を着ることはできますが、みんなと前に出ることができていません。”

という先生からのコメントが日々並んでいました。

長男は簡単にいえば超シャイ。人前が極端に苦手なタイプです。

なので、先生のコメントにも納得でした。

また、そういう状況でどう関わったらいいのかを療育の先生にも相談していました。療育の先生からはまずはその場にいられることを目標にしましょう、と言われました。

確かにその場にいられることだって本人にとっては相当頑張りが要ることなんだよな、と。

でも、ぶっちゃけ悔しくて。

劇のセリフも歌もちゃんと覚えているのに、前に出てはできないのです。

ふとした時、本人に「劇の練習どう?」と聞いてみたら、

「ヘンゼルとグレーテルやる。でも恥ずかしいからやらない。あんなの恥ずかしい。」

の一点張りです。

うーーん、恥ずかしい気持ち、わかる。わかるけど、練習がんばっているんだし、一回前に出てやってみなよ!先生も褒めてくれるよ!

みたいな感じでゴリ押ししてみましたが、全然。

「ぜったいやだー」

で終わりです。

そんなこんなでクリスマス会当日。

劇の発表が始まり、カメラをスタンバイしていました。

お!衣装をちゃんと着ています!(第一関門クリア!)

主役の子たちが長ゼリフを言っています!(すご!!!天才ですか!?この子たち!驚愕!)

しかし我が子はと言うと、劇中は終始教室の隅っこに体育座りして顔を伏せていました。

微動だにせず。

先生に”ほら、出番だよ。”と促されても、微動だにせず。

正直、辛かったです。

何が辛いって、他の子たちとの違いを目の当たりにして、どうしても比べしまうから。

”2歳の頃はみんなと前に出てちゃんとダンスを踊っていたのに。”

”みんなは長いセリフまで覚えて人前でちゃんとした劇ができてるのに、うちの子は端っこでずっと座り込んでるだけ‥?”

周りの親御さんも「あれ、どうしたの」みたいに言ってるのが聞こえてきて。。

正直1人で涙が出そうでした。

練習の時から劇に参加できていないと聞いていたのでわかってはいたのですが、

”セリフも覚えていたし、当日になったらなんだかんだできるかもしれない”

と、心のどこかで期待していたのです。

でも、療育の先生にその場にいられるだけで彼にとっては合格です。と言われたことを思い出し、なんとか涙を堪えて観ていました。

そして劇が終わり、先生から1人1人子どもたちの名前を呼ばれてプレゼントを渡す場面になり、

うちの子が呼ばれてプレゼントを受け取りに行った時、

みんなの前で他の子に

「〇〇くんは何もしてないじゃん!」と大きな声で言われたことはすごくショックでした。

私は子どものその素直な発言に心が砕けそうになりました。(そもそも気持ちはどん底だったので。)

でも、息子は少し前なら手が出たか、暴言が出たであろう場面でしたが、私の顔を見てグッと堪えていました。(えらい!よく堪えた!泣)

クリスマス会が終わり、息子と一緒に帰る時に

「さっき〇〇ちゃんにひどいこと言われてたのに、怒らなくてかっこよかったね。」

と伝えたら

「うん。だって、〇〇ちゃんはいつも余計なこと言うの。」

と言っていて、意外と他の人のことをよく見ているし、的を得ている!と変に感動してしまいました。

あの場にいることがすごく嫌で、正直帰りたくなってしまいましたが、意外な一面が見れたのでよかったと思いました。そして途中で逃げ出さずに、あの場に最後までいられたことを褒めてあげると、本人も安心した様子で「今日はハンバーグがいい〜」なんて言いながら、帰路につきました。

〜〜〜〜〜〜〜

そんな長男、3ヶ月後の卒園式にて。

シャキッとスーツを着てみんなの前で堂々と入場し(涙)

呼びかけ、歌も完璧にでき(涙)

その後も卒園児全員が順番で名前、楽しかった思い出、進学する小学校名を言う場面でも

大きな声で発表することができていました。(涙涙涙)

本当に感動の嵐でした。

また先日も小学校の初運動会があり、パーフェクトなダンスを披露していました!

いやはやいやはや、見違えるほど成長しています!!(泣)

あんなに嫌だった行事がこんなに楽しみになる日が来るなんて‥夢のようです。

あの日の自分に“まだその段階じゃないだけ。心配しなくて大丈夫だよ。”って言ってあげたいです。

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長くなりましたが、

総じて他の子と比べること自体しない方がいいに決まってはいるのですが、

もしも、私みたいに発達障害の子を持つ親御さんで

《どうしても他の子と比べてしまう、行事が怖い》

という方は以下のことを知っておいてもいいのかなと思います。

①本人の得意、不得意があることを理解しておく

▶︎もしできないことに直面してもこれは苦手だからな、と親の心積もりができる

②日々の様子からその子の現実的な目標がどこかを決めておく

▶︎周りよりできないところがあっても、目標が達成できただけで褒めてあげたくなる

(例)その場にいられる、衣装を着ることができる、家で練習したところが1つでもできているなど

③保育園の先生はもちろん、療育の先生とも状況を共有しておく

▶︎自分だけで抱えこまない。報告を聞いてくれて一緒に喜んでくれたり、自分だけでは気づけなかった子供のすごいところを見つけてくれたりする。(正直私的には全然できてないじゃん、て思っても先生から見れば〇〇はできていたんですね!って感じで気づかせてくれる。感謝。)

④行事での様子は成長過程のほんの一部に過ぎない

▶︎他の子よりできないところがあったり、あまり成長していないように感じても、以前できなかったことが一つでもできていたら、すごいじゃない!と言うくらいのスタンスで見守っていく。子どもは何かをきっかけに急に成長したりする。

⑤一部の人だが、心ない言葉が飛んでくる場合があると心得ておく

▶︎”何気なく言ってるんだよね!わかるけど、言わなくていいよ!”って心の中で突っ込んでスルーしてあげましょう。(大体は理解ある人がほとんど。でも一定数理解のない方がいるんですね、悲しいことに。)

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これは余談ですが、長男の従兄弟がこれまた同い年なんです。

その従兄弟は定型発達の子で、優しくて頭も良くて絵も上手い、という感じで、まあ事あるごとに比べられるし比べてしまっていました。

親戚で集まった時にその従兄弟の運動会やお遊戯会などのムービーをお披露目される機会があるのですが、正直地獄でした。

あんまり見ずに(心苦しくて見れず)”すごいですねー”と言うのがやっとでした。

うちの子の行事の動画をみんなの前で披露したらどんな反応が返ってくるのだろう、とか

やっぱりうちの子には他の子が普通にできていることができないんだ、と突きつけられているように感じてしまって。本当に辛かったです。

でも、1人悶々としているのはなんとも苦しく、夫にも共感して欲しくて、少し話してみましたが、夫の親戚のことなので、身内贔屓って感じでもあり、「普通そんなこと思うか?お前がひねくれているだけだろ。」みたいな返事で終わりました。(確かにひねくれてるかもしれないけどさ。ちょっとくらい共感してよ。。ああ、相談相手を間違えた、と後悔。)

ちなみに、発達障害があることは全然隠していません。むしろ周囲の人には知っておいてほしいと思っているので、隠さず話しています。そこで、その義理のお姉さんにも時折相談するようにしました。そうしてからは、そんなにうちの子すごいでしょ!みてみて!アピールは減ってきたように思います。

流石に子供の発達で困っている人に自分の子供の自慢はしないですもんね。

と言う感じで、思ったより自分のdarkyな部分の話になっちゃいましたが、

何かを正直に話すって気持ちがいいですね。人生綺麗なことばかりではないですよね。

でも同じ悩みを持つ方なら少しはわかっていただけるかな?と思って書いてみました。

辛いこととか抱え込まずに共有しましょう。本当、デトックス大事です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

よければお気軽にコメントしてみてください。お待ちしています。

ABOUT ME
Tatatomama
0歳・4歳・7歳の3人兄弟の子育て中、現役看護師ママです。長男と次男は自閉スペクトラム症の診断を受けています。子育てに悩んだことをきっかけにチャイルドコーチングマイスター資格を取得。ブログでは療育のこと、日々の生活のことについて赤裸々に書いてます。子育て中の方イコール戦友と勝手に思っています。笑 どんな状況でも楽しむ、無理しない、後悔しないをモットーに子育てしています。 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。